【去年（2020年）の台風の後、佐賀県有田町のお客さんより】

 

敷地内の小屋が吹っ飛んだとのことで見にいきました。

 

母屋の押し入れも雨漏りしたとのこと。

 

家の周りが田んぼで見晴らしいいぶん風当たりも強く、

数年前も台風の被害があり火災保険の申請のお手伝いをしたことのあるお宅です。

今回は小屋と雨漏り、、

小屋は波板で作った物置というか、そこまでしっかりした作りでないので破損というより原型がよくわからないレベルでした。

 

雨漏りに関しては、横殴りの雨の時に棟の漆喰の破損部分から雨水が屋根裏内に侵入し漏水したものと思われました。

母屋はしっかりした造りで築年数も20年くらいなんで瓦もしっかりしているのですが、

 

棟漆喰はそろそろ割れたりしてき始めていました。

保険出れば塗り直しますか、といった感じですか。

 

それ以外では、下からでは全く気づかないのですが（少し家から離れて見ればわかる程度）

棟瓦がズレて落ちかけてました（針金で結束してるのですぐに落ちるかと言えばそうでもないですがいずれ落ちます）

 

また、棟の裏側で下からでは全くわからないところの瓦が見事に浮きズレ！

「手で扱っただろ！」と突っ込まれそうなレベル。

ちなみに私はそんなことしません。

逆にそうまでして保険の請求額をあげようとも思いません。仮にお客さんに頼まれてもね。

 

あとは古い家の方のセメント瓦の浮きもありました。

 

 

台風あとって「何もなくてよかった」「大したことなかった」

ってこともよくある感想ですが、それはしっかり点検してもらったあとにそう言うようにしましょう！！

瞬発的な突風で瓦が浮きズレしたり何かが飛んできて破損させたり、

その時は雨漏りしなかったかもしれませんが、それは室内の話で、屋根裏では漏水が発生していたかもしれませんよ。

 

 

「知らぬが仏」ですが、「ちゃんと点検して安心」されてください。

2021年は大雨で雨漏りの相談は多くありましたが、福岡エリアでは台風での被害はあまりなかったようです。

よかったのですが、なかったと思ってるだけかもしれませんよ。

家のメンテナンス（保全）の意味も含め何年かに一度は点検してもらってはいかがでしょうか？

そう車検みたいに、、、、

 

 

 

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