2021/05/03
北九州市門司区にて棟板金の取り替え工事(台風被害の火災保険申請事例)
スレート屋根の棟は板金で覆っています。板金の下には貫板と言われる厚みが15mmで幅が90mmの板が2本ならんで屋根に釘で固定されておりその気の横っ面に板金が釘で留められています。
左が古いほうで、右が新しい方。
木ですから、まぁもって20年くらい???
基本直接雨に当たるわけではありませんが、板金と屋根の間の隙間から雨水に当たりますし、そうなると徐々に腐っていきます。
よく見かけるのが、板金を留めている釘の浮きや抜け落ちて釘がないケース。
もちろん全ての釘がそうなっているわけではないので板金が飛んでいくことは基本ありませんが、でも台風の時のような強風に煽られたら?????
去年の9月の台風2連チャンの時(福岡地方は9月2日と9月7日にほぼ同じルートで台風が日本海を北上し大きな被害がありました)、台風後に知人から北九州市門司区の知り合いの実家で台風被害を受けているようだから対応してくれないか?と連絡を受けました。
福岡地方でも被害が多かったので北九州エリアまで足を伸ばす余裕があるか不安でしたが、話を聞くと、とりあえず持ってる材料積んで行ってみないとと思いました。
この家にはおばあちゃん一人で住んでおられ、台風後に息子さんが心配して実家を訪ねると、家の周りに屋根の板金が数枚落ちていたそうです。そこで、火災保険を申請してくれてなお、工事までしてくれる業者を探していたそうです。
電話ではなしを伺ったところ、それは棟板金でその板金がないままにしておいて雨が降ったら、その築年数(約40年)の屋根なら間違いなく雨漏りするので、早急に応急処置だけでもしていかないと大変だと思いました。火災保険の申請のための調査と応急処置。
まず私ともう一人の屋根屋を至急手配し、落ちた板金は折れ曲がってない限り使えるので予備の板金を積んで、台風後の2日後に行きました。
火災保険申請用の写真を撮影した後は応急処置。
拾い集めていた板金を被せ、直接屋根にビス止め。
なぜか1〜2枚足りなかったので、それは行方不明になっていたようで、持っていった予備の板金を被せてきました。
火災保険で600,000円の給付が受けられたとの連絡と、家はおばあちゃんが住まなくなったらだれも住む予定がないので、必要最低限の補修で良いとの相談を受け、今回板金の交換で保険申請したので、貫板の古くなっているので、棟板金40m、貫板80mの交換、470,000円での工事となりました。
古い貫板を全部撤去しました。
かなり傷んでいました。
棟の中央の瓦のない部分には防水テープを貼りました。
新しい貫板を取り付けました。
板金を新しく取り付けました。
ちなみにウチでは釘留めではなくパッキン付きのビスで固定しています。
無事工事終了です。
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