2021年

今年は福岡エリアでは台風が初上陸したにもかかわらず、そよ風程度で、被害らしい被害はありませんでした。

それはそれでよかったし、構えていた分拍子抜けでもありました。

おかげでゆっくりした秋を過ごすことができました。

 

しかし、若干の被害もあったようで、その被害から補修工事にいたるまでを投稿させていただきます。

 

場所は福岡市博多区。

 

とある集客サイトから連絡があり、

屋根の板金らしきところがなんかなっていると近所のかたから指摘されたので見てほしいとのことでした。

家の方が直接見たわけではなく、隣の家のベランダから見えて、写メを見せられたそうです。

 

家の方は屋根に上がったこともないし、屋根の部材の名称を知ってるわけでもないので、電話で説明する事もできませんし、私もなんのことかは想像でしかありません。

 

屋根のことなんで、屋根に上がる許可をいただいていれば、不在でも屋根に上がって点検することは可能ですから、早速調査に伺いました。

家には少し耳の遠いお母様がおられるようで、ご挨拶してあがることになったのですが、

 

見事に棟板金が捲れ（めくれ）上がっていました。

写真は交換工事の時のものですので足場が見えますが、調査の時には足場はありません。

長いハシゴで上がり、棟先まではいけなかったのですが、棟先の剣先板金も交換することで火災保険申請用の書類を作成することになりました。

 

足場がないと作業できないので、早く給付金を受けなければ工事の段取りができません。

 

一応、給付金が受けれる前提で足場屋さんに見に行ってもらい足場の組み方をイメージしておいてもらいました。

 

なぜかというと、下にカーポートがあり、組みにくい場所だったからです。

火災保険の申請金額は￥247,720（税込）

板金の交換自体は時間もかかりませんし、大したことではないのですが、

足場代と、紹介サイトからの案件ですから、紹介料の分が上乗せになります。

 

普通、火災保険申請の資料は足場屋さんの見積もり（今回は部分足場でなおかつ難しい組み方なので金額の適正が見極めにくかったです）を待つのですが、

 

あの状態の板金をそのままにしておくと、

 

雨が降って雨漏りしたら？

強風が吹いて板金が飛んでいったら？

 

とにかく申請を急がないといけないと思い、調査当日の夜には作成し郵送しました。

 

無事、保険の給付金も申請通り振り込まれたようで、足場屋さんに足場を組んでもらい工事しました。

 

　

まずは、破損した棟板金と、剣先の板金まで撤去。貫板もそこまで傷んでいませんでしたが、交換するために撤去。

 

　

棟の部分のルーフィング材は破れていたりしていませんでしたが、念のために防水テープを上から貼ります。

そして今回は貫板に木ではなく人工木を使わせていただきました。

人工木の方が値段も高いですが、劣化がありませんので今後が安心です。

 

　

新しく板金を被せて

　

パッキン付きビスで固定します。

右側の写真では、手前に抜けかけている釘が見えますが、

どうしても木に釘で留めると、自然に抜けてくるのか、風などの影響で抜けてくるのか、写真のように釘の頭が浮いているのをよく見かけます。

 

抜けて、釘すらないこともあります。

ですので棟板金の交換や、板金自体は使えるので貫板のみの交換をすることはありますが、必ずパッキン付きビスを使うようにしています。

 

　

最後に交換した棟板金の遠目から写真を交換した人の写真。

 

工事代金は￥231,000（税込）でした。

足場代、火災保険申請用資料作成、紹介サイトへの紹介料、棟板金・貫板交換工事

 

 

 

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