2022/05/16
雨漏りに関するコラム②「棟板金のコーキング劣化による漏水被害」
スレート屋根(コロ二ヤルやカラーベストなどともいいます)は棟の部分に板金(棟包み)を被せてあり、寄棟の場合には写真のように、本棟(屋根の一番高いところ)から下り棟があってその根本は板金を加工してくっつけており、その繋ぎ目から雨水が侵入しないようにコーキング(シーリング)されています。
ただ、このコーキングはいずれ劣化します。
屋根って1年中太陽光を浴びており、また雨や雪など暑かったり寒かったり濡れたり、直接自然の影響を受けますので、風化というか劣化は避けれません。
ちなみに写真の屋根の方角ってわかります??
向かって右が北側ですね。なぜかというと、屋根面の右側は茶色くなってるでしょ。
これは苔(こけ)です。
北側は日当たりが悪いので写真のように屋根に苔(こけ)が付着します。
って考えれば写真上側が西、左側が南ってなります。
苔(こけ)の上は滑りやすいのでこのような屋根の上を歩く時は要注意です。
10年〜15年くらいは屋根の塗装をしていないのが想像できます。
多分新築時から一度も屋根塗装はされてないかな???
話が脱線しましたが、じゃ棟板金のコーキングが劣化して、穴が空いてしまい、そこから雨水が侵入したら雨漏りするのか??
必ずしもそうではありませんし、実際このお宅は雨漏りしていませんでした。
なぜか?それは棟板金の下の屋根材の下にはルーフィング材(防水シート)は敷かれているからです。
そうだとしたらこのままでもいいじゃんか!って言いたくなりますが、そうとも言っておれません。
少しの穴でも空いていれば、多少なり雨水は侵入します。
棟板金の下には貫板(ぬきいた)という木の板が敷かれており、その貫板(ぬきいた)に棟板金が釘で留められているのがほとんどです。
雨水が侵入してくるとこの貫板(ぬきいた)が腐ってきます。
そうなることで、棟板金の基礎とも言える貫板(ぬきいた)がボロボロになり強風などの時に棟板金がめくれたり、最悪飛んで行ったりします。
なかなかコーキングの劣化とかを自身で点検することはできないかもしれませんが、10年に1回程度の周期で点検されることをオススメします。
また、台風などが通過した後は、特に被害がなかったと思っても、知らないだけかもしれませんので、「自分の家は風当たりが強い向きがあるのよね」と思うフシがあるのなら、何かあってから業者を探すのではなく、普段から探しておき、事前に会えるものなら会っておき、品定めしておくことをオススメします。
この投稿を含む雨漏りに関するコラムは↓↓
https://docs.google.com/document/d/1djd0ihmemIey2q8HobTZdRkcZqIrb5jOcn3-1XC2x1I/edit?usp=sharing
https://docs.google.com/document/d/1djd0ihmemIey2q8HobTZdRkcZqIrb5jOcn3-1XC2x1I/edit?usp=sharing
~ ~ ~ ~ ~
ご感想・ご質問は私のリットリンクからのメールや公式ラインなどからでもどうぞ!!
↓↓ のURL(リンクをまとめたリンク集)から『失敗しないリフォームマニュアル」
https://lit.link/jinsukeishida
①リフォーム診断簡単リスト
②リフォーム診断シート
③シニア世代 人気リフォームクイズ
④築年数別の劣化ポイント
⑤塗装工事セミナー
⑥お風呂リフォーム 危険回避
⑦段差解消リフォームの勧め
⑧これからの20年を考えるリフォーム
⑨これだけはしておきいた方が良いメンテナンス
⑩リフォームで嫌な思いをしたくないために
⑪リフォーム費用が高くなる理由(2021/10/12追加)
を見ることができます。
私が◯百万払って受けたリフォーム研修の資料の一部です。
今後ちょっとずつ増やしていきますのでお楽しみに!
また、↓↓URL(リンクをまとめたリンク集)では他にもホームページの施工事例やインスタのリンク、具体的な施工事例集(事例ごとにQRコード付き)、
メールやTwitterのリンクなどもあります。ぜひ覗いてみてください。
- 雨漏り・災害(台風・地震等)によるご相談は、ハウスメンテにお気軽にお問い合わせ下さい。
-
TEL:0120-34-1634営業時間:9時~18時
営業エリア:福岡市・糸島市・春日市・那珂川市・大野城市・筑紫野市・太宰府市・小郡市・筑前町・大刀洗町・新宮町・粕屋郡(宇美町・篠栗町・志免町・須恵町・新宮町・久山町・粕屋町)・古賀市・福津市